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2010年01月05日

なんぶの宝WANTED!第8位は・・・

道の駅「豊崎」と道の駅「いとまん」が
共同で企画・制作するラジオ番組

「なんぶの宝WANTED!100人に聞きました!」

提供:FMとよみ(83.2MHZ)http://www.fm-toyomi.com/

今日から新しい番組が始まりましたピース
南部の紅芋娘 デビューですダッシュ

事前に老若男女100人に協力頂き、
アンケート調査を実施。
全8回の番組内で、第8位~第1位を発表&紹介していきます!!

緊張しまくりでしたが、
無事終了。

ちなみに・・・

糸満市
第8位は・・・美々ビーチいとまん

豊見城市
第8位は・・・ヨネマース

以前ヨネマースの大城さんにお話を聞く機会がありましたので、
以下、紹介します。
『豊見城市史 民俗編』からも抜粋。




ヨネマースについて

字与根は近隣集落や首里、那覇からの移住者によって形成された集落。
明治後期、那覇市泊の住民が移り住み、海岸部の干潟を利用して製塩業を始めた。
当時、ユニマース〔=与根塩〕と呼ばれ沖縄県内で知られていた。



明治後期頃の製塩法

①塩田に砂を撒き、これに海水を散布して天日に干して砂に塩分を付着させる

②この砂を集めてクミ(濾過槽)に入れ、海水をかけて濾過すると砂に付着した
 塩分が溶け出し、濃縮された塩水が得られる

③煮詰めて塩にする





戦前

塩は国の専売制のため、大蔵省の専売局が全て買い取っていた。
字内の塩業組合の集積所で専売局員が品質を判別し、応じた価格で買い取られた。
その後、販売を許された塩元売人に卸した。

戦後

戦争によって一部の塩田は使用できなくなったが、
被害の少ない塩田で製塩が再開された。
米軍の統治下であったため、専売法は適用されず、自由に生産・販売できた。
当時は食料難で塩がよく売れた。



昭和30年前後は製塩法が切り替わった時期である。
外国産の原塩を海水に溶かして炊きなおした再製塩が出回り、
与根でもほとんどの製塩業者が再製塩の生産に切り替わった。

沖縄が日本に復帰した昭和47(1972)年、
塩専売法が施行されて与根の製塩業者は全て廃業することとなった。

昭和50(1975)年、沖縄県内3箇所が特別に許可を得て営業。現在に至る。




人が生きていくには塩が必要

だから、
塩は一番安くないといけない

昔から、
「塩(の値)が上がると物価が上がる」と言われている。
人が生きていくには塩が必要。
塩が一番安くないといけない。

だから、
そうそう値を上げられない。

塩は安くで売るけれど、
多く売れば、(自分たちの)生活はやっていけるから。


お金が出来たら、
全て設備投資で使う。   
貯金できないさ。ははは。

だから、
塩で儲けようって言うのは無理じゃないかな。
          










大変だけど、
皆が喜べば嬉しいですよ




ヨネマースは皆にいっぱい使ってもらいたい。
(家庭には)当たり前にヨネマースがあってほしい。

ヨネマースの買い手は90%が地元(沖縄)。
これからも、地元(沖縄)で使ってほしい。

(盆などの年中行事で)盛っても、
(料理の)味付けでも、
食器洗いでも、
何でも、
ヨネマースがいっぱい使われると嬉しい。

製塩業は、
大変だけど、
皆が喜べば嬉しいですよ。

お客さんの喜ぶ声が届く時、
一番嬉しい。





古くから、沖縄県内で使われていたユニマース。
「ユニ」は与根という地名、「マース」は塩の意である。

戦後、与根の製塩業者は
寄り集まって(株)与根製に塩所を設立した。
塩専売法の下、特別に許可を得て製塩業を営んだ。

商品名は「ヨネマース」。
先代からの塩にかける思いを引き継いで、
今まで製塩業が続いている。

現在、
週2~3回は県外へ出荷されている。
県外からの問い合わせもある。

塩ブームが起こり、
市場に出回る色々な塩。

値を上げることはしなかった。
人間に必要不可欠な塩。
塩は一番安くなければならないという。


創業時と変わらず薪を使い塩炊く。
味を守ってきた。

真っ白い塩
盛りやすい少し湿り気のある塩
変な苦味がない美味しい塩
与根の塩
県民が愛す塩 ヨネマース

みんなに使ってもらえる塩であり続けたい。
そんな思いがあるからこそ、
製塩法を変えず、安い塩であり続ける。


30年間、ずっと使っているお客さんもいる。

簡単にやめれないでしょ。






次回放送では、
第7位の発表&紹介ですピカピカ

二回目放送 平成22年1月12日(火)9:10~予定

お楽しみに!!


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Posted by 道の駅「豊崎」 一般社団法人豊見城市観光協会 at 15:35│Comments(0)道の駅「豊崎」イベント・お知らせ
 
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