沖縄のお盆

道の駅「豊崎」 一般社団法人豊見城市観光協会

2012年08月23日 15:58

そろそろお盆の時期ですね
今回はこの 沖縄のお盆 について
少しお話しま~す

沖縄のお盆は旧暦で行われます。
年によっては旧盆が新盆よりも前になったりすることもあるので
うちなんちゅも毎年混乱しますヾ(~∇~;)
(ちなみに今年2012年は8/30、8/31、9/1です)

お盆の期間は3日間で、
盆入りを  「ウンケー」 (御先祖様を迎えする日)
中日を   「ナカヌヒー」(お中元もって親戚一軒一軒まわる)
最後の日を「ウークイ」 (できるだけ遅く、御先祖様をお送りする)
と言います。

沖縄はこの旧盆が特に重要な行事で、
「正月は帰らなくても盆には帰ってこい!」と言われるほど。
沖縄の一大イベントなので、交通渋滞は恐ろしいです
市街地に行く観光客のみなさんは要注意ですよ~!

お盆に欠かせないお供え物
沖縄ならではのものがたくさんあります


<<御三味(ウサンミ)>>


旧盆や清明祭(シーミー)などの行事や法事に欠かせない代表的な料理。
カステラかまぼこ、紅白かまぼこ、揚げ豆腐、
天ぷら、昆布、ごぼう、こんにゃく、皮つき三枚肉、
田芋、大根煮付
9品が基本
【奇数であれば良いなんてもいわれますね。これは2で割れない数字は縁起がいいという考えなんです。ですが、「法事は偶数、お祝いは奇数」などと決めている地域や家庭もあります】

お祝い事では豚肉の皮を下に向け、
昆布は結びにするなど法事のときとはまた若干異なります。

重箱とほとんどペアの餅重(ムチジュウ)というのがあります
ムチジュウは、法事には白餅を使いますが、
そのほか行事には、きなこ餅やよもぎ餅など入れたりします。
もちろんこの餅の数にも先ほどの奇数ルールが存在するんですよ


この重箱を作れるか否かで嫁としての扱いに差があったりなかったり・・と、まあ作れることにこしたことはないですね。
結婚前の女性は、おばぁにならってみてはいかが(´p・ω・q`)♪
「はぁっさ!くぬとぅじやなとぉ~ん」といわれたらGOOD!!


<<沖縄線香(ヒラウコー)>> 
  

沖縄独特のお線香です。黒色で平たい形をしています。
お願いによって使用する線香の数が違うので、割りやすいように5本の筋が入っています。(すべて割ると細い6本になります)
たまに、失敗しますが・・

私の家庭ではよく12本3本をお供えします。 
<ヒラウコー2枚に ヒラウコー1枚を半分で、12本3本といいます。>
なぜ12本3本なのかというと12本は12の干支の数
3本は生きている人(イチミ)の意味なんだそうです。(諸説あります)
魂(マブイ)も3っつあるといわれてるのも関係ありそうですね(*´-ω・)。

ウークイーの最大の特長といえば
<打ち紙(ウチカビ)>
  
紙銭(カミジン)ともよび、あの世のお金とされてます。
これを燃やして先祖供養するんです
御先祖様がグソー(あの世)の生活に困らないように等といった意味があります。
私の小さい頃、いっぱい焼けばあの世のおじぃおばぁは大金持ちだねとみんなで話ししたものですが、
現在うちの子供たちも同じ事言ってますヾ(´ε`*)ゝ

ざっくりと話してみました沖縄のお盆
沖縄県民にとっては当たり前のことも
本土からいらした方々にとっては
かなり驚かれる内容もけっこうあったり。
チャンスがあったら一度は経験していただきたい行事ですね

   

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