沖縄タイムス社 記事(2010.1.15.)より
2市の「宝」再発見
道の駅豊崎・いとまん
共同でラジオ番組制作
【豊見城・糸満】道の駅豊崎(豊見城市豊崎)と、道の駅
いとまん(糸満市西崎町)のスタッフが共同で地域の魅力を
紹介するラジオ番組がFMとよみで生放送されている。両市の
「宝」をそれぞれの道の駅で100人に尋ねた。ともに開業から間もなく、
同じ国道331号線沿いにあたるため「まだ互いに間違えられる」という。
出演する二人は「それぞれの良さを出して、違いを楽しめる番組にしたい」
と道の駅の認知度アップと地域の盛り上げを目指す。
番組「なんぶの宝WANTED」をつくっているのは豊崎の案内員・
上原春菜さん(25)、いとまんの中にある市物産センター企画部
の藤原奈央子さん(29)。2月末まで、毎週火曜日午前9時15分
から30分まで生放送する。
2回目の12日は「とみぐすく」と「とみしろ」の使い分けにも時間を
割いた。初回の放送で、兵庫県出身で糸満在住8年目の藤原さん
が「とみしろ」と呼び、市名は「とみぐすく」と正されたからだ。
上原さんは取材の結果、市民の中にも両方の呼び方があり、
市昇格前のアンケートでは「とみしろ」支持が多かったが、
歴史的な意義から「とみぐすく」となった経緯などを説明。二人は
「地名も地域の宝」とまとめた。
番組主テーマのアンケートは両市民に自分の市と隣の市のイメージ
を選択肢から選んでもらい、カウントダウン形式で発表。この日発表の
7位は豊見城市が「豊崎ビーチ」と「ジョン万次郎」、糸満が「エイサー」と
「美らキャロット」だった。
番組終了後、藤原さんは「市民一人一人がガイドさんだと思うので、
市のことを紹介していきたい」、上原さんは「地元のいいものを
伝えられるようにしたい」と意欲を話した。